「おでん」と「熱燗」と「湯気の向こうの笑顔」

おでんと熱燗はベストカップル!

こんにちは。
酒政 中島酒店のしんさんです。

秋が深まり、朝晩が冷えてくると恋しくなるものがいくつかありますよね。
あったかい味噌汁や豚まん(肉まん)なんかもそうかもしれません。

そんな一つに外せないのがやっぱり
「おでん」なんじゃあないですか。

大根、こんにゃく、厚揚げ、玉子。

ぐつぐつと鍋の中で煮込まれている様子を見ているだけで、なんだか心まで温かくなってきます。

そして、おでんの隣には熱燗。
私にとって、この組み合わせは寒くなってきた時のごちそうです。

実は、10月に入ってから早速夕食でおでんが出てきました。
鍋いっぱいに膨れ上がった具材を眺めているだけで、
熱燗が欲しくなってくるんですよねえ。

脳内では、ちゃんと組み合わせが出来上がっているんですよ。

と言いましたも、今回は夕食後に運転がありましたので、
飲めなかったんですが・・・。

心まで温まる不思議な組み合わせ!

不思議なもので、おでんを囲んでいるときというのは、
家庭でも居酒屋でも皆さんどこか穏やかな顔をしています。

なぜなんでしょうね。

熱燗を飲みながら語り合っている人たちを見ると、なんだかこちらまで温かい気持ちになるんですよね。

ビールを飲む時の賑やかさとは少し違いますし、
ワインを楽しむ時の雰囲気ともまた違います。

熱燗には、どこか心をゆっくり・ほっこりさせる力があるように思うのは私だけでしょうか?急がなくていい。そんな空気感が自然と流れるように思います。

そのせいか、いつもの食事よりも、箸の動きがゆっくりと進んでいるのではないですかね。

多くの人の人生には、いろいろなことが起こってきます。
嬉しい出来事もあれば、悲しい出来事もあります。

人生は思い通りにならないことの方が多いのかもしれません。
だからこそ、人は時々立ち止まりたくなるのでしょう。

そんな時、おでんの湯気や熱燗の温かさが、張りつめた心を少し緩めてくれるように思うのです。

昔から日本人は、人との語らいの場に酒を置いてきました。

祝い事にも。
慰めの席にも。
再会の席にも。
別れの席にも。

酒が主役ではありません。
人が主役です。

そこに酒はその隣で、そっと寄り添っているだけです。

おでん鍋から立ち上る湯気。
熱燗から感じるほのかな熱さ。

その向こうには、誰かの顔があります。

友人かもしれません。
夫婦かもしれません。
親子かもしれません。

あるいは一人で飲んでいても、昔の思い出が浮かんでくることもあるでしょうね。

人もおでんも熱燗も染みでる味が決めて!

私は酒屋をしていますが、
お酒は絶対に必要なものだとは思っていません。
飲まなくても幸せな人はたくさんいます。

それでも、お酒には人生を少し豊かにしてくれる力があると思っているんです。
冷えた体を温めるだけではなく、
人と人との心の距離を少し近づけてくれるような、
そんな力があるんだろうなあと思っています。

おでんは作ったその日より、
翌日の方が美味しいと言われます。

私が食べたおでんもそうでした。
翌日に食べたおでんは、一晩かけて味が染み込み、
大根もこんにゃくも別物のようになっていました。

そんなおでんを食べながら、
人も同じなのかもしれないなあと思ったんです。

若い頃には分からなかったことが、
年を重ねるにつれて少しずつ心に染みてくることがあります。

熱燗が美味しく感じるようになったのも、
そんな人生の味わい方を覚えたからなのかもしれません。

本当の宝物は、湯気の向こうにあるのかも!

今年の冬も、おでんと熱燗を囲みながら、
大切な人と笑い合う時間が持てたらいいですね。

さあこれからまた美味しいおでんにあったかい熱燗が恋しい季節がやってきます。
楽しみですね。

でも、本当に求めているのは、
湯気の向こうに見える笑顔なのかもしれませんね。

そして、それこそが案外人生の宝物なのかもしれません。

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山崎蒸溜所「ものづくりツアー」は、人生を考えさせられる!

山崎蒸溜所「ものづくりツアー」に参加して感じたこと

こんにちは。
酒政 中島酒店のしんさんです。

以前なかなか当選しないサントリー山崎蒸溜所の「ものづくりツアー」に当選したとお伝えしましたが、
そのツアーに先日参加してきました。

このツアー、なかなか抽選に当たらないことで有名ですが、
私はラッキーなことに当選しましたので、
ウイスキー好きとしても、酒屋としても、
とても楽しみにしていた一日でした。

7月にウイスキー館見学には行っていますので、
当日は、比較的落ち着いた気持ちで駅についたのですが、
ところが人生そう上手くはいかないもので・・・。

駅からの道中、私の靴の底がめくれて外れてしまいました。

靴の前の底がパカパカ開いた状態になって、
慌てて近くのコンビニを探して、
瞬間接着剤を買って靴の修理をすることになってしまいました。

そんなことで余裕を持って行ったはずが、
時間ギリギリになってしまって、
なんとか間に合ったという感じでした。

日本のウイスキー発祥の地

山崎蒸溜所は1923年に建設された、日本最初のモルトウイスキー蒸溜所です。
京都と大阪の境に位置し、豊かな自然と良質な水に恵まれた土地にあります。

「ものづくりツアー」では通常では入れないエリアにも案内していただきます。

原料から仕込み、発酵、蒸溜、熟成へと続く工程を
目で見て、音に聞いて、匂いを嗅いで、
その熱や空気を肌で感じて、歩いていきます。

ウイスキーづくりは本当に手間と時間の積み重ねだということを
まざまざと見せつけられる思いでした。

発酵槽から立ち上る香り。
蒸溜器の存在感と
1000℃以上の火を焚いている釜から伝わる暑さ。
そして静かに眠る熟成樽。

どれも写真や映像では伝わらない迫力がありました。
特に印象的だったのは
何年も何十年も時を重ねる樽が居並ぶ熟成庫です。

人間は待つことしかできません。
今の時代は何でも早く結果が欲しくなりますが、
急いだからといって10年熟成のウイスキーを5年で作ることはできません。

時間だけは誰にも短縮できないのです。
それは人の成長や人生にも少し似ているような気がしました。

そんな当たり前のことを改めて教えられた気がしました。

テイスティングで感じた「違い」

ツアーの最後にはテイスティングもありました。

樽によっても原酒の違いが生まれてきます。
香りの違い。
味わいの違い。
余韻の違い。

ミズナラ樽の原酒には、
微かなリンゴの香りと蜂蜜のような味わいを感じましたね。
(先にガイドさんが言ったからそう思ったのかもしれませんが・・・)

当然年数によっても変わってきます。
長く寝かしたからと言って、
良いものになるとは限らないとも説明されました。

最後はこれらの無数の組み合わせを、
ブレンダーの舌で合わせていくというのですから、
職人の技術のなせる技です。

普段何気なく飲んでいる一杯も、製造工程や熟成方法を知ってから飲むと、感じ方が大きく変わります。

「知ることは、味わうことを豊かにする」
そんなことを改めて感じました

同時にウイスキーの一本一本は、人生とよく似ているようにも感じてしまいましたね。
それぞれに個性が違うし、熟成のための時間が必要になる。

樽の中で静かに熟成する時間が必要なように、
人もまた経験や出会いを重ねながら少しずつ成長していくのかもしれません。

伝えるべきは、物の説明ではない!

また、勉強になったのは、
そのツアーをガイドしてくれた女性の方が、
非常に優しく丁寧に説明してくれるんです。

分かりやすく説明することは、ガイドとして当たり前ですが、
それだけではなく、そこに込められた創業者の想いや職人の心意気
担当者の考えていること、そして、自分の感想。

そのお酒の背景にある物語と人にも光を当ててくれるで、
よりウイスキーへの見方に厚みが出てくるんです。

そこには造り手の技術があり、
積み重ねてきた歴史があり、
そして気の遠くなるような時間があります。

日本酒でもワインでもウイスキーでも、
その背景を知ることで、お酒はもっと面白くなりますね。

お客様にお酒をお渡しするとき、
味やスペックだけでなく、
そのお酒が生まれた物語も一緒にお伝えしたい。
そんなことを改めて思いました。

今回、幸運にも山崎蒸溜所の「ものづくりツアー」に参加することができました。
本当に学びの多い時間でした。

皆さんも、もし抽選に当たる機会があれば、ぜひ一度参加してみてください。
きっとウイスキーを見る目も、飲む一杯の味わいも変わると思います。

もしお気に入りのウイスキーがあれば、ぜひ教えてください。

敬老の日は、感謝を伝える日だったんだ!

敬老の日に思うこと 〜一緒に飲む一杯の温もり〜

9月というと、シルバーウイークがあります。

来週には、最大で5連休のところもあるそうで、

なんとも羨ましい限りです。

そんなシルバーウイークの中は、なんと敬老の日があるんです。

(僧侶的には、この期間はバッチリお彼岸の時期なんですよ)

このお休みも敬老の日という名前の通り、人生の先輩方に感謝するためのお休みでもありますね。

皆さんは、おじいちゃんやおばあちゃんに何か贈り物を考えておられるでしょうか。

最近では、おじいちゃん・おばあちゃんにというだけではなく、

お年を召されたお父さん・お母さんにという意味で贈り物をされる傾向があります。

「お父さんが日本酒が好きなんです。」

「母と一緒に飲もうと思って。」

そんな言葉を聞くと、なんだかほのぼのとした気持ちになりますね。

もちろん、お酒そのものも贈り物として喜ばれるでしょうが、

本当に価値があるのは、お酒ではなく「一緒に過ごす時間」や自分のことを気遣ってくれた気持ちなのかもしれません。

一緒に飲めることは当たり前ではない

若い頃は、親が元気でいることが当たり前のように思えます。

いつでも会える。

また今度話せばいい。

そう思っているうちに、気がつけば親も年を重ねていきます。

私もそんな年齢になってきたんですがね(笑)

以前、息子がお酒を贈ってくれたことがありました。

酒屋の親にお酒を贈るなんて、少し不思議な話でしょう(笑)

でも、その気持ちが嬉しかったんです。

そのお酒を飲みながら、息子たちのことを思い出していました。

その優しさに心が温かくなっていく気がしましたね。

息子が帰省した時には、そのお酒を一緒に飲んでいると

いろんな話ができるように感じます。

何かギクシャクしているような雰囲気でも、

少しお酒が入るとなんとなく話ができることもあるんですよねえ。

お酒には不思議な力がありまして、

普段は照れくさくて言えないことも、

同じ杯を傾けながらなら話せることだってあるんですよ。

感謝の言葉も。

若い頃の思い出話も。

家族の何気ない会話も。

一緒に飲む一杯には、人と人との距離を近づける力があるように思います。

亡き人にお酒を供えるということ

一方で、すでに親御さんやおじいちゃんやおばあちゃんを亡くされている方もおられるでしょう。

敬老の日が近づくと、少し寂しい気持ちになる方もおられるかもしれません。

そんな時は、好きだったお酒をお供えしてみてはいかがでしょうか。

以前、お父様用のお酒を買いにきた女性の方が、

いろいろとお酒のことを聞いてこられたんです。

余程、お酒の好きな方なんだと思ってお話ししていましたら、

「もっと一緒に飲んでおけばよかったと今更ながら後悔しています。」

「もっと話をしておけばよかったと思っているんです。」と言われるんです。

よくよく聞いてみると、昨日お亡くなりになって、

好きだったお酒を御霊前のお供えするために買いにこられたそうでした。

その話を聞きながら、私も「お父さんに喜んでもらえるといいですね・・・」とお伝えしました。

すると、その方は少し涙ぐみながら頷いておられました。

そんな気持ちで手を合わせるだけでも良いのです。

仏さまやご先祖さまにお供えをすることは、亡き人のためだけではありません。

手を合わせることで、自分自身の心も整えられていくように思います。

懐かしい思い出がよみがえったり、感謝の気持ちを改めて感じたりすることもあるでしょう。

私は僧侶として多くの仏事に関わってきましたが、お参りの後に表情が穏やかになる方を何度も見てきました。

亡き人に向けた祈りは、巡り巡って生きている私たちの心を癒してくれるのかもしれません。

敬老の日だからこそ

敬老の日は、長寿を祝う日でもありますが、それ以上に「感謝を伝える日」ではないでしょうか。

もし親御さんがご健在なら、一緒にお酒を飲む時間をつくってみる。

もし亡くなられているなら、好きだったお酒をお供えして手を合わせてみる。

どちらも、心と心をつなぐ大切な時間です。

今年の敬老の日が、皆さまにとって温かな一日になりますように。

そして、その傍らに一杯のお酒があれば、酒屋としてこれほど嬉しいことはありません。

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お酒は人生を少し豊かにしてくれる理由

祝い事にも悲しみ事にも酒がある生活

こんにちは。

酒政 中島酒店のしんさんです。

私は酒屋を営みながら、僧侶もしています。
そんな仕事をしていると、つくづく感じることがあります。

それは、

「人の人生の節目には、必ずと言っていいほどお酒がある」

ということです。

お正月にはお屠蘇を飲み、
子どもが生まれれば祝杯をあげ、
結婚式では乾杯をし、
新築祝いにもお酒が贈られます。
昇進や退職、還暦や古希など、

人生の節目にはいつもお酒が寄り添っています。

もちろん、お祝い事だけではありません。
法事や法要の後には親族が集まり、
故人を偲びながら杯を交わします。

と言いましても最近の法事というと法要を理由に親戚が集まって、
美味しいものを食べにいく口実になっている様に思うこともありますね。

私が思う法事というのは、
本来、集まった人たちが車座に座って
故人を思い出して、思い出話に花を咲かすのが
本当の供養になると思っているのです。

「おじいちゃんは酒が好きだったな」
「昔はこんなことがあったな」
「親父はこんなこと言ってたなあ」なんてね。

そこには、きっと亡くなった故人がどこかでその話を聞いていて、
「おー、わしのこと思い出してくれてるやんけ〜!嬉しいの〜」と
言っている様に思うのですよ。


そして、そこに欠かせないのがやっぱりお酒なんですよ。
そんな思い出話が始まると、自然とお酒も進むものです

私は僧侶として多くの祝い事や仏事に関わってきましたが、
そんな時にあるお酒は、お酒そのものが大切なのではなく、

お酒が人と人との心をつなぐ役割を果たしている

のだと思うのです。

絶対に必要なものではない。
     でも、心をほぐすのも事実

最近では、お酒を飲まない人も増えてきました。
健康面から体に合わない人もいますので、
絶対に無理に飲んだり飲ませたりしてはいけません。
本当に嫌いで飲まない人もいるでしょう。それも大切な選択です。

ですから、お酒は決して「絶対に必要なもの」ではないとも思います。
だって、なくても生きていけますからね。

けれど、
人生において必要か不要かだけで考えるなら、
花も音楽も趣味も、なくても生きてはいけますよね。

それでも私たちは、
花を飾り、
音楽を聴き、
好きなことに時間を使います。

それは心に潤いを与えてくれるからだと思うんです。
お酒も同じではないでしょうか。

美味しい料理を囲みながら、
家族や友人と語り合う。

一日の終わりにほっと一息つく。
誰かの門出を祝い、
誰かを偲ぶ時間を持つ。

そんな場面に、お酒はそっと寄り添ってくれます。

だから私は、
お酒は人生に絶対必要なものではないけれど、

人生を少し豊かにしてくれるもの

だと思っています。

祝い事にも。悲しみ事にも。
人が人らしく生きる時間のそばに、
昔からお酒がありました。

お酒は、人の気持ちをほぐしてくれるものなのかもしれません。

これからも、そんなお酒との付き合い方を大切にしていきたいものですね。

だから私は、お酒を売っているのではなく、人と人をつなぐ時間をお届けしているのかもしれません

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「寿司屋で教わった最高に美味しいビールの飲み方」

【暑い暑い日の夜には、ビールが恋しくなるものだ!】

ああ、毎日毎日なんと暑いことでしょうね。
皆さんは、いかがお過ごしでしょうか?
毎日の暑さの中でお身体は大丈夫でしょうか?

夏はこんなものだと言って仕舞えばそれまでですが、
もう溶けてしまいそうな暑さという表現が
ナマ優しいと思うほどの酷暑に感じてしまいます。
年々暑くなっているという声に大きく賛同してしまう今日この頃です。

車で走っていますと道路の温度計に、
39度という数字が燦然と輝いていました。

確かに道路には車は走っていますが、
人影はなく誰も歩いていなかったですね。

外仕事の人たちは、十分気をつけてください。

さて、こんな時に頭をよぎるのは、

冷えたビールをグビっと飲むことではないでしょうか?
よく冷えたグラスにビールが注がれている状況を想像しただけでも、
喉が鳴るように思います。

ところが、私たちは暑さからの解放を望むが故に、
ビールを冷やしすぎる傾向にあることは
皆さんあまりご存知ないんですよね。

ビールはキンキンに冷やした方が美味しいと思われがちですが、
あまり冷えていますと、舌の感覚がボケてしまって味を感じにくくなってしまいます。

キンキンに冷えたビールは、冷たいのど越しの爽快さを
美味いと感じているだけなのかもしれないんです。

ということは、本来の味を感じていない可能性があるのです。
人生を少し豊かにしてもらいたい酒屋としては、

これは勿体無いです。

【ビールの美味しさは、温度と泡で決まる!】

ビールにはいろいろな種類がありまして、

大きく分けてラガー(下面発酵)とエール(上面発酵)になります。

日本のビールのほとんどがラガータイプのピルスナースタイルですから、
5度〜7度くらいが美味しい温度なんですね。

ヨーロッパのビールなどはエールタイプが多いので、
8度〜13度くらいの温度の方が味を楽しめるんです。

実は、私も以前に古いお寿司屋さんに行った時に飲んだビールが
超絶美味しいと感じたことがありました。

そのお店は、今風の綺麗なお店ではなく、
古くてそんなにおしゃれな店ではなかったんです。

正直、「大丈夫か?」と心の中でつぶやいたことを今も覚えています。

ただ、紹介してくれた人が
「ここは間違いないから!」でしたので、
その言葉を信じてみました。

そのお寿司屋さんのビールは冷蔵庫から出してこないで、
氷を入れたバケツのような容器にビールを突っ込んでいたんです。
しかもそこには入れた時間が書いてあったんです。

そのビールをグラスに注いだときに、
綺麗な泡といつも見ている黄金色の液体が
キラキラと輝いていて、ビールが自分から「美味しいよ」と
語りかけてくれているようでした。

普段のビールのはずなのに、
一口飲んだ瞬間にもう一度ビールの銘柄を確かめたほどでした。

冷やし方一つで、これほどビールが美味いということを
身をもって感じた瞬間でした。

【ビールの旨さの引き出し方は、案外簡単なんだ!】

でも、家庭でそんな手間のかかることはできませんよね。

そこでおすすめなのは、
ビールを家庭用の冷蔵庫に4時間ほど冷やしてみてください。
決して冷凍庫には入れないでくださいね。

冷蔵庫から出す時、手に持った時の感覚としたら、
もっと冷えていてほしいと思うかもしれませんが、
ここはグッと気持ちを抑えておいてください。

そして、グラスは軽く冷やしておいてくだい。
と言いましても、
飲食店のようにグラスまで冷凍するようなことはせずに、
冷蔵庫で少し冷やす程度でいいです。

これならばビールの泡も上手に立ってくるはずです。

この泡も重要な役割を果たしてまして、
ビールの風味や香りが逃げないようにしてくれているんです。

ここまですれば最高に美味しい味を感じるビールを飲むことができるはずなんです。

【昨日より幸せを感じる一杯になるかも?】

あとは、ビールに合う料理を食べるとベストなご飯ができて、
今日の一日の疲れが吹っ飛んでくれること間違い無いです。

私たちは早く冷やしたい、早く飲みたいと思います。
でも、美味しい一杯は待つことで完成するのかもしれません。

焦らず、慌てず、少しだけ待つ。

今日のビールを楽しみにしながら過ごす時間もまた、晩酌の味わいの一つなのでしょうね。

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酒は飲んでも飲まれるな!酔い方上手は、 幸せ人生!

【人が集まれば、そこにお酒がある】

8月と言いますと、真ん中にドンと構えているのが、
お盆になりますでしょ。

今では、お盆休みといって休みの名前くらいに
とらえている人もいるぐらいで、その内容を知る人は
どんどん少なくなっているのかもしれませんね。

仏教の中でのお盆というのも
宗派によって考え方がいろいろありますので、
どれが正解だとも言えないのですよね。

ただ、一般的にはご先祖様が帰ってくるから
供養をしてあげる期間というのがお盆だよと
とらえているのが、多いのかもしれません。

本来は、その先祖の供養をしに田舎へ帰る期間で
もらったはずの休暇が、海外旅行やバカンスに使われているのも
時代としては仕方ないのかもしれませんね。

そんな中でも、お盆に実家に帰って(先祖供養かどうかは別にして)
親戚が集まることだってあると思うんです。

そんな時は、やっぱり美味しいものをみんなで食べて
ワイワイガヤガヤと賑やかに過ごすものですよね。

そんな時には、必ずお酒なんかも出てくると思うんです。
不思議なもので、人が集まるとなぜかお酒(アルコール類)はつきものですよね。

嬉しいことがあっても、悲しいことがあっても、楽しいことがあっても、
人が集まればそこには必ずといっていいほどに、お酒が付いてくるんです。

もちろんアルコールに弱い方もいますが、
これは古今東西、男女の区別なく世界共通の現象ですね。

【酔い方一つで人生薔薇色になるかもよ】

皆さんがいう「酔う」という現象は、大雑把に言いますと
アルコールが脳の理性の部分(大脳新皮質)を麻痺させるから、

気持ちが大きくなって自分を解放することになるんだそうです。
理性の部分が麻痺するのですから、
恥ずかしく思わなかったり、気持ちが大きくなって、
普段は言えないようなことでも言えるんです。

そのせいで嬉しい時は、その嬉しさを正直に出せて
悲しい時には、その悲しさを紛らわせることができる。

心のブロックが外れるから、他人と打ち解けて話ができるようになるんです。
中にはすぐ裸になるようなことができたり、
失礼なことでも平気で言えたりするんですよね。

このように普段では、なかなか越えられない心の壁を低くしてくれのが
お酒というものなのかもしれません。

それならば上手にお酒の力を借りて、
楽しく元気に心の壁を低くしていきましょう。

その方が人生が楽しくなって幸せを感じることができると思いますね。

お盆やお彼岸はご先祖様を思い出す機会でもあります。

久しぶりに会った家族と、
ほどほどのお酒を酌み交わしながら語り合う時間もまた、
供養の一つなのかもしれませんね。

【ちょっと雑学・昔の人は偉かった!】

お酒を飲むと酔うのは当たり前のことです。

というより「酔うために飲んでいる」という方が正しいのかもしれませんね。

実は、この「酔う」とういう漢字には、
ちゃんと「飲み過ぎたらダメだぞ」という
戒めが入っていて、注意喚起がされていることをご存知でしょうか?

「酔」と言う字を偏と旁にわけますと、
酉偏に卆と書きます。

この卆というのは、本来は「卒」でして
意味は「おわる・尽きる」や「細かく砕ける」という意味になるんです。

それに酒(酉)に組み合わせることで、
正常な理性を失う状態や正気が砕け散るという意味を表しているんです。

この時点で、酒は飲み過ぎて酔いが回ると、
正気が粉々に砕け散って、理性がなくなってしまうから
気をつけろよという意味が含まれているんです。

酔うのもほどほどにしておかないといけないぞと
言葉でも言われているんですよ。

どうですか?昔の人は偉かったでしょ。

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夏は、日本酒オンザロック!何が悪い?

日本酒は『チビチビ飲むもの』なのか?

~オンザロックで見えた新しい楽しみ方~

【夏になるとなぜ日本酒よりビール手が行くのかー?】

昔から夏になると考えることがあるんですよ。
「なんで夏は日本酒を飲まなくなるのかなあ?」と・・・。
もちろん、暑いからビールに手が出るのはわかっているんですよ。

でも、日本酒は極端に夏場は選択肢から遠ざけられているように思いませんか?
ビールは仕事終わりにグビッと一杯。
居酒屋でも最初はとりあえずビールという方が多いでしょう。

まあ、普通に考えると
よく冷えたビールが美味いからという答えになるんでしょうし、
缶ビールになると、手軽に「プシュ」と開けるだけで
グビグビ飲めて、プハーってなりますからね。

一方、日本酒はどうでしょうか。

「ゆっくり味わうもの」
「少しずつ飲むもの」
「たくさん飲むと酔いやすいもの」

そんなイメージを持っている方も少なくありませんかね。
もちろん、それも日本酒の魅力なんでです。
それに日本酒だって冷やせば美味いはずなんですっよ。

でも、なぜか夏場は敬遠されがちなんですね。

【崩れ去った固定観念】

先日、妻が風呂上がりに大きめのロックグラスに大きな氷を入れて
透明な液体をグビグビ飲んでいるのをみたんです。

「えっ!何飲んでんの?」と聞くと、
松の司の純米吟醸」といったんです。

試飲用に開けた瓶を横に置いて
堂々とグラスを傾けている姿は、
なんと男らしいと惚れごれする格好でした。

でも、私の心に浮かんできたのは、
「そんなことしたら、日本酒が氷で薄くなってしまうやないかい!」
という気持ちでした。

すかさず、「そんな邪道ぞ!」といったんです。

すると妻の一言、

「美味しかったら、どうやって飲んでもええやんか!」

確かにそうですよね。
誰に迷惑をかけるわけでもないのですからね。

そこで私も、風呂上がりの一杯に
日本酒のオンザロックを試したんです。

大きめのロックグラスに氷を入れ、そこへ日本酒を注いでみました。
すると予想以上に印象が変わったのです。

これがなんとも言えない爽快な飲み口
ビール並みとは行かないまでも、
大きめのグラスのお酒が、みるみるなくなっていくんです。

完全に私の固定観念は、崩れ去ってしまいました。

冷やして飲むと思っていたものが、
氷を入れて飲むことで
全く別のものに生まれ変わったんですね。

まず冷たくて口当たりが良い。
氷が少しずつ溶けることで、アルコールの刺激がやわらぎます。

日本酒特有の重たさが軽くなり、驚くほどスイスイ飲めるのです。
まるでビールやハイボールを飲んでいるような感覚に近いかもしれません。

日本酒は一般的にアルコール度数が15~16度ほどあります。
ビールの3倍近い度数です。
しかも、お猪口やぐい呑みで飲むことが多いため、
一口ごとに濃さをしっかり感じます。

その結果、

「夏場は、おいしいけれど、たくさんは飲めない」
「ちょっと身構えて飲んでしまう」

となっているのかもしれません。

もちろん、すべての日本酒に合うわけといっているのではないですよ。
しかし、「日本酒は難しい」「重たい」というイメージを持っている方には、
一度試していただく価値があると思います。

【飲み方はフリーダム!我々は自由だあー!】

考えてみれば、日本酒には冷酒、常温、燗酒と様々な楽しみ方がありますよね。
それなのに、オンザロックは意外と試したことがない方も多いのではないでしょうか。

私自身、今回飲んでみて感じたのは、

「日本酒の可能性は、まだまだ飲み方の中に隠れている」

ということでした。

最近は、ハイボールのように日本酒を炭酸で割って飲む若い人も増えてきているようです。
私たち酒屋は、どうしても「どんなお酒か」を伝えることに力を入れがちです。

しかし同じくらい大切なのは、「どう飲むと美味しいか」を伝えることなのかもしれません。もし日本酒をもっと気軽に、もっと身近に楽しんでもらいたいなら、
お猪口だけではなく、大きなグラスに氷を浮かべて飲む。
そんな提案もありなのではないでしょうか。

皆さんも、お気に入りの一本で一度試してみてください。
思いがけず、「日本酒ってこんなに飲みやすかったんだ」と感じるかもしれませんよ。

酒米「亀の尾」とは?伝説の酒米が今なお愛される理由

『夏子の酒』で広まった知名度

今から36年ほど前に週刊モーニングに連載されていた「夏子の酒」ってご存知でしょうか?

作品の中では、失われた酒米「亀の尾」を復活させ、その米で最高の日本酒造りを目指す物語が描かれていたんです。

この作品をきっかけに、実際の酒蔵や農家による亀の尾復活への取り組みも注目されるようになって、多くの日本酒ファンがその存在を知ることになったんです。

そんな経緯もあって、日本酒好きなら一度は耳にしたことがあるであろう酒米の名前「亀の尾(かめのお)」なんです。

近年では、この酒米を使った限定酒や復刻酒が各地の酒蔵から発売されて、

多くの日本酒ファンの注目を集めていると言われています。

今回は、そんな「亀の尾」がどのような酒米なのか、その歴史や特徴についてちょっとだけ紹介したいと思います。

幻の酒米と呼ばれる「亀の尾」

夏子の酒」の中でも描かれていましたが、

亀の尾は、明治時代に山形県で誕生した酒米です。

1893年(明治26年)、山形県庄内地方の篤農家であった
阿部亀治という方によって選抜・育成された品種とされているんです。

当時としては非常に優れた収穫量があって、

その品質の高さから東北地方を中心に広く栽培されるようになっていたんです。

また、多くの酒米や食用米の品種改良にも利用され、日本の稲作に大きな影響を与えた存在になっていたそうです。

しかし、栽培の難しさや倒伏しやすい性質があって、次第に生産量は減少していきました。

やがて市場から姿を消し、「幻の酒米」と呼ばれるようになったんです。

亀の尾が日本酒ファンを惹きつける理由

亀の尾を使った日本酒には、「個性がはっきりしている」という特徴があります。

もちろん味わいは酒蔵や造りによって異なりますが、

一般的には

  • しっかりとした米の旨味
  • 奥行きのある味わい
  • 豊かな香り
  • 複雑な余韻
  • 食事と合わせやすいバランス

最近の華やかな吟醸香のある日本酒とは異なり、

米本来の存在感を感じられる酒になりやすいと言われています。

そのため、「飲み飽きしない酒が好き」「食中酒として楽しみたい」という方から高い支持を集めているようですね。

現代によみがえる亀の尾

現在では全国各地の農家や酒蔵が亀の尾の栽培や酒造りに取り組んでいます。

収量の安定した現代品種に比べると手間がかかるものの、

「亀の尾ならではの味わい」を求める造り手たちによって受け継がれるようになってきました。

その結果、純米酒、純米吟醸、特別純米酒など、さまざまな味わいの日本酒が生まれています。

酒蔵ごとに表現が大きく異なるため、

同じ亀の尾でも各蔵元で違うお酒になるのも「亀の尾」の魅力のひとつかもしれません。

亀の尾は単なる古い酒米ではありません。

日本酒の歴史を支え、多くの品種のルーツとなり、

そして今なお多くの造り手たちによって受け継がれている特別な存在です。

「亀の尾」で作られた日本酒を飲んだ時には、

その一杯の酒の中に、百年以上受け継がれてきた日本人の米づくりの物語が詰まっているかもしれませんね。

こんな亀の尾で作った松の司「純米酒 亀の尾」はことらからどうぞ!

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【限定入荷】
◎松の司  純米酒 「亀の尾」720ml

https://sakemasa01.shop-pro.jp/?pid=192646651

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【山崎蒸溜所工場見学の当選発表がありましたーーー!】

7月11日のブログで、山崎蒸溜所の抽選申込のお話を書きました。

そうです、夜中に粘りに粘って抽選画面に入ろうとしたのですが
なかなか入れなくてほぼ諦めかけて、
その後、夜明け前にスマホで挑戦するとスンナリ申込ができたやつです。

抽選だけでも、なかなか入れないわけですし、
他のブログなどでも、3年間毎月申込をして
いまだに一度も当たったことがない人もいると
書いていました。

その抽選結果のメールが届きました。
第五希望まで書いていましたので、

その1通づつに返事が来るんです。

当選発表メール

【山崎蒸溜所:抽選】落選のお知らせ
【山崎蒸溜所:抽選】落選のお知らせ
【山崎蒸溜所:抽選】落選のお知らせ
【山崎蒸溜所:抽選】落選のお知らせ
【山崎蒸溜所:抽選】当選のお知らせ

「ああ、なかなか当たらんもんやなあー、
また、来月申込を頑張らんとあかんなあ・・・
う・・・?
え・・・?
当選のおしらせ・・・?
あ、あ、あ、当たってる!」

落語みたいな話になりましたが、
本当に当選したんです。

奥さんと目を丸くして、何度も確認しました。


宝くじが当たった人もこんな感じなんでしょうかねえ。

とにかく、山崎蒸溜所のなかなか当たらないと言われている
工場見学に行くことができるようになりました。

ほんの数週間前に、ウイスキー館にいったところなのに
また行けると思うとなんだかウキウキして、
小学生が遠足を待つような気分です。

ああ、なんて幸せな気分なんでしょう。
ほんとの幸せってこんな些細なことでも
感じられるんですよね。

9月にいきますので、
その時は、またこちらでご報告したますね。

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【松の司「泡」プロトタイプ スパークリング純米酒】

昨年から発売された松の司「泡」が今年も帰ってきました。

スパークリングな日本酒というと、
以前からも他の蔵元からも発売されているものがあります。

実際には炭酸ガスを充填しているものをありますので、
そんなに珍しくないと思われるかもしれません。

しかし、この「泡」は、瓶内二次発酵と言って、
お酒の造りの時の発酵を止めずに瓶の中でも発酵させるという
製法で作っています。

構想の発端は、コロナ禍前まで遡っていくんです。
「日本酒に炭酸ってどうだろう」という杜氏の好奇心が
沸々と頭をもたげていたことから始まります。

そこから数年にわたり試験醸造を重ね、
ついに2025年に「Proto Type」(試作品)として世に送り出されたのが、
このスパークリング日本酒「泡』です。

シャンパーニュのような作り方で、新しい日本酒の可能性を追い求めて、
瓶内二次発酵でスパークリングな日本酒ができました。

ワイングラスに注げば、瓶内発酵特有の繊細な細かな泡が綺麗に立ち上り上ります。
口当たりは驚くほどなめらか。
ほのかな甘みと爽やかな酸が絶妙なバランスを保ってくれます。
決して派手ではないですよ。
派手ではないのですが、軽快でありながらも上品な旨みを感じさせます。

食事と寄り添いながら楽しめる大人のスパークリングですね。
日本酒なのにスパークリングワインのような不思議な感覚になるほど、
炭酸の口当たりが絶妙でその魅力を発揮します。

冷蔵庫でしっかり冷やし、ワイングラスやシャンパングラスで楽しんで見てください。
新しい挑戦を忘れない杜氏の探究心と技術が詰まったお酒です。

「Proto Type」というと「試作品」のことですが、その完成度は決して試作品のレベルではありません。
試作品という意味を持つこの言葉を、あえて商品名に冠したということは、
まだまだ成長してくるつもりなのかもしれませんね。

今でも十分完成していると思うのですが、まだ完成系があるとしたら、これは楽しみです。

実際に、昨年の「泡」は火入れタイプでしたので、少し炭酸が弱かったという意見がありました。
すると今年のものは「生酒」にして、もう少し炭酸の効いたお酒に変貌してきました。

なかなかヤリますね。

【松の司「泡」プレトタイプ スパークリング純米酒】

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