「寿司屋で教わった最高に美味しいビールの飲み方」

【暑い暑い日の夜には、ビールが恋しくなるものだ!】

ああ、毎日毎日なんと暑いことでしょうね。
皆さんは、いかがお過ごしでしょうか?
毎日の暑さの中でお身体は大丈夫でしょうか?

夏はこんなものだと言って仕舞えばそれまでですが、
もう溶けてしまいそうな暑さという表現が
ナマ優しいと思うほどの酷暑に感じてしまいます。
年々暑くなっているという声に大きく賛同してしまう今日この頃です。

車で走っていますと道路の温度計に、
39度という数字が燦然と輝いていました。

確かに道路には車は走っていますが、
人影はなく誰も歩いていなかったですね。

外仕事の人たちは、十分気をつけてください。

さて、こんな時に頭をよぎるのは、

冷えたビールをグビっと飲むことではないでしょうか?
よく冷えたグラスにビールが注がれている状況を想像しただけでも、
喉が鳴るように思います。

ところが、私たちは暑さからの解放を望むが故に、
ビールを冷やしすぎる傾向にあることは
皆さんあまりご存知ないんですよね。

ビールはキンキンに冷やした方が美味しいと思われがちですが、
あまり冷えていますと、舌の感覚がボケてしまって味を感じにくくなってしまいます。

キンキンに冷えたビールは、冷たいのど越しの爽快さを
美味いと感じているだけなのかもしれないんです。

ということは、本来の味を感じていない可能性があるのです。
人生を少し豊かにしてもらいたい酒屋としては、

これは勿体無いです。

【ビールの美味しさは、温度と泡で決まる!】

ビールにはいろいろな種類がありまして、

大きく分けてラガー(下面発酵)とエール(上面発酵)になります。

日本のビールのほとんどがラガータイプのピルスナースタイルですから、
5度〜7度くらいが美味しい温度なんですね。

ヨーロッパのビールなどはエールタイプが多いので、
8度〜13度くらいの温度の方が味を楽しめるんです。

実は、私も以前に古いお寿司屋さんに行った時に飲んだビールが
超絶美味しいと感じたことがありました。

そのお店は、今風の綺麗なお店ではなく、
古くてそんなにおしゃれな店ではなかったんです。

正直、「大丈夫か?」と心の中でつぶやいたことを今も覚えています。

ただ、紹介してくれた人が
「ここは間違いないから!」でしたので、
その言葉を信じてみました。

そのお寿司屋さんのビールは冷蔵庫から出してこないで、
氷を入れたバケツのような容器にビールを突っ込んでいたんです。
しかもそこには入れた時間が書いてあったんです。

そのビールをグラスに注いだときに、
綺麗な泡といつも見ている黄金色の液体が
キラキラと輝いていて、ビールが自分から「美味しいよ」と
語りかけてくれているようでした。

普段のビールのはずなのに、
一口飲んだ瞬間にもう一度ビールの銘柄を確かめたほどでした。

冷やし方一つで、これほどビールが美味いということを
身をもって感じた瞬間でした。

【ビールの旨さの引き出し方は、案外簡単なんだ!】

でも、家庭でそんな手間のかかることはできませんよね。

そこでおすすめなのは、
ビールを家庭用の冷蔵庫に4時間ほど冷やしてみてください。
決して冷凍庫には入れないでくださいね。

冷蔵庫から出す時、手に持った時の感覚としたら、
もっと冷えていてほしいと思うかもしれませんが、
ここはグッと気持ちを抑えておいてください。

そして、グラスは軽く冷やしておいてくだい。
と言いましても、
飲食店のようにグラスまで冷凍するようなことはせずに、
冷蔵庫で少し冷やす程度でいいです。

これならばビールの泡も上手に立ってくるはずです。

この泡も重要な役割を果たしてまして、
ビールの風味や香りが逃げないようにしてくれているんです。

ここまですれば最高に美味しい味を感じるビールを飲むことができるはずなんです。

【昨日より幸せを感じる一杯になるかも?】

あとは、ビールに合う料理を食べるとベストなご飯ができて、
今日の一日の疲れが吹っ飛んでくれること間違い無いです。

私たちは早く冷やしたい、早く飲みたいと思います。
でも、美味しい一杯は待つことで完成するのかもしれません。

焦らず、慌てず、少しだけ待つ。

今日のビールを楽しみにしながら過ごす時間もまた、晩酌の味わいの一つなのでしょうね。

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酒は飲んでも飲まれるな!酔い方上手は、 幸せ人生!

【人が集まれば、そこにお酒がある】

8月と言いますと、真ん中にドンと構えているのが、
お盆になりますでしょ。

今では、お盆休みといって休みの名前くらいに
とらえている人もいるぐらいで、その内容を知る人は
どんどん少なくなっているのかもしれませんね。

仏教の中でのお盆というのも
宗派によって考え方がいろいろありますので、
どれが正解だとも言えないのですよね。

ただ、一般的にはご先祖様が帰ってくるから
供養をしてあげる期間というのがお盆だよと
とらえているのが、多いのかもしれません。

本来は、その先祖の供養をしに田舎へ帰る期間で
もらったはずの休暇が、海外旅行やバカンスに使われているのも
時代としては仕方ないのかもしれませんね。

そんな中でも、お盆に実家に帰って(先祖供養かどうかは別にして)
親戚が集まることだってあると思うんです。

そんな時は、やっぱり美味しいものをみんなで食べて
ワイワイガヤガヤと賑やかに過ごすものですよね。

そんな時には、必ずお酒なんかも出てくると思うんです。
不思議なもので、人が集まるとなぜかお酒(アルコール類)はつきものですよね。

嬉しいことがあっても、悲しいことがあっても、楽しいことがあっても、
人が集まればそこには必ずといっていいほどに、お酒が付いてくるんです。

もちろんアルコールに弱い方もいますが、
これは古今東西、男女の区別なく世界共通の現象ですね。

【酔い方一つで人生薔薇色になるかもよ】

皆さんがいう「酔う」という現象は、大雑把に言いますと
アルコールが脳の理性の部分(大脳新皮質)を麻痺させるから、

気持ちが大きくなって自分を解放することになるんだそうです。
理性の部分が麻痺するのですから、
恥ずかしく思わなかったり、気持ちが大きくなって、
普段は言えないようなことでも言えるんです。

そのせいで嬉しい時は、その嬉しさを正直に出せて
悲しい時には、その悲しさを紛らわせることができる。

心のブロックが外れるから、他人と打ち解けて話ができるようになるんです。
中にはすぐ裸になるようなことができたり、
失礼なことでも平気で言えたりするんですよね。

このように普段では、なかなか越えられない心の壁を低くしてくれのが
お酒というものなのかもしれません。

それならば上手にお酒の力を借りて、
楽しく元気に心の壁を低くしていきましょう。

その方が人生が楽しくなって幸せを感じることができると思いますね。

お盆やお彼岸はご先祖様を思い出す機会でもあります。

久しぶりに会った家族と、
ほどほどのお酒を酌み交わしながら語り合う時間もまた、
供養の一つなのかもしれませんね。

【ちょっと雑学・昔の人は偉かった!】

お酒を飲むと酔うのは当たり前のことです。

というより「酔うために飲んでいる」という方が正しいのかもしれませんね。

実は、この「酔う」とういう漢字には、
ちゃんと「飲み過ぎたらダメだぞ」という
戒めが入っていて、注意喚起がされていることをご存知でしょうか?

「酔」と言う字を偏と旁にわけますと、
酉偏に卆と書きます。

この卆というのは、本来は「卒」でして
意味は「おわる・尽きる」や「細かく砕ける」という意味になるんです。

それに酒(酉)に組み合わせることで、
正常な理性を失う状態や正気が砕け散るという意味を表しているんです。

この時点で、酒は飲み過ぎて酔いが回ると、
正気が粉々に砕け散って、理性がなくなってしまうから
気をつけろよという意味が含まれているんです。

酔うのもほどほどにしておかないといけないぞと
言葉でも言われているんですよ。

どうですか?昔の人は偉かったでしょ。

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夏は、日本酒オンザロック!何が悪い?

日本酒は『チビチビ飲むもの』なのか?

~オンザロックで見えた新しい楽しみ方~

夏になるとなぜ日本酒よりビール手が行くのかー?

昔から夏になると考えることがあるんですよ。
「なんで夏は日本酒を飲まなくなるのかなあ?」と・・・。
もちろん、暑いからビールに手が出るのはわかっているんですよ。

でも、日本酒は極端に夏場は選択肢から遠ざけられているように思いませんか?
ビールは仕事終わりにグビッと一杯。
居酒屋でも最初はとりあえずビールという方が多いでしょう。

まあ、普通に考えると
よく冷えたビールが美味いからという答えになるんでしょうし、
缶ビールになると、手軽に「プシュ」と開けるだけで
グビグビ飲めて、プハーってなりますからね。

一方、日本酒はどうでしょうか。

「ゆっくり味わうもの」
「少しずつ飲むもの」
「たくさん飲むと酔いやすいもの」

そんなイメージを持っている方も少なくありませんかね。
もちろん、それも日本酒の魅力なんでです。
それに日本酒だって冷やせば美味いはずなんですっよ。

でも、なぜか夏場は敬遠されがちなんですね。

崩れ去った固定観念

先日、妻が風呂上がりに大きめのロックグラスに大きな氷を入れて
透明な液体をグビグビ飲んでいるのをみたんです。

「えっ!何飲んでんの?」と聞くと、
松の司の純米吟醸」といったんです。

試飲用に開けた瓶を横に置いて
堂々とグラスを傾けている姿は、
なんと男らしいと惚れごれする格好でした。

でも、私の心に浮かんできたのは、
「そんなことしたら、日本酒が氷で薄くなってしまうやないかい!」
という気持ちでした。

すかさず、「そんな邪道ぞ!」といったんです。

すると妻の一言、

「美味しかったら、どうやって飲んでもええやんか!」

確かにそうですよね。
誰に迷惑をかけるわけでもないのですからね。

そこで私も、風呂上がりの一杯に
日本酒のオンザロックを試したんです。

大きめのロックグラスに氷を入れ、そこへ日本酒を注いでみました。
すると予想以上に印象が変わったのです。

これがなんとも言えない爽快な飲み口
ビール並みとは行かないまでも、
大きめのグラスのお酒が、みるみるなくなっていくんです。

完全に私の固定観念は、崩れ去ってしまいました。

冷やして飲むと思っていたものが、
氷を入れて飲むことで
全く別のものに生まれ変わったんですね。

まず冷たくて口当たりが良い。
氷が少しずつ溶けることで、アルコールの刺激がやわらぎます。

日本酒特有の重たさが軽くなり、驚くほどスイスイ飲めるのです。
まるでビールやハイボールを飲んでいるような感覚に近いかもしれません。

日本酒は一般的にアルコール度数が15~16度ほどあります。
ビールの3倍近い度数です。
しかも、お猪口やぐい呑みで飲むことが多いため、
一口ごとに濃さをしっかり感じます。

その結果、

「夏場は、おいしいけれど、たくさんは飲めない」
「ちょっと身構えて飲んでしまう」

となっているのかもしれません。

もちろん、すべての日本酒に合うわけといっているのではないですよ。
しかし、「日本酒は難しい」「重たい」というイメージを持っている方には、
一度試していただく価値があると思います。

飲み方はフリーダム!我々は自由だあー!】

考えてみれば、日本酒には冷酒、常温、燗酒と様々な楽しみ方がありますよね。
それなのに、オンザロックは意外と試したことがない方も多いのではないでしょうか。

私自身、今回飲んでみて感じたのは、

「日本酒の可能性は、まだまだ飲み方の中に隠れている」

ということでした。

最近は、ハイボールのように日本酒を炭酸で割って飲む若い人も増えてきているようです。
私たち酒屋は、どうしても「どんなお酒か」を伝えることに力を入れがちです。

しかし同じくらい大切なのは、「どう飲むと美味しいか」を伝えることなのかもしれません。もし日本酒をもっと気軽に、もっと身近に楽しんでもらいたいなら、
お猪口だけではなく、大きなグラスに氷を浮かべて飲む。
そんな提案もありなのではないでしょうか。

皆さんも、お気に入りの一本で一度試してみてください。
思いがけず、「日本酒ってこんなに飲みやすかったんだ」と感じるかもしれませんよ。

酒米「亀の尾」とは?伝説の酒米が今なお愛される理由

『夏子の酒』で広まった知名度

今から36年ほど前に週刊モーニングに連載されていた「夏子の酒」ってご存知でしょうか?

作品の中では、失われた酒米「亀の尾」を復活させ、その米で最高の日本酒造りを目指す物語が描かれていたんです。

この作品をきっかけに、実際の酒蔵や農家による亀の尾復活への取り組みも注目されるようになって、多くの日本酒ファンがその存在を知ることになったんです。

そんな経緯もあって、日本酒好きなら一度は耳にしたことがあるであろう酒米の名前「亀の尾(かめのお)」なんです。

近年では、この酒米を使った限定酒や復刻酒が各地の酒蔵から発売されて、

多くの日本酒ファンの注目を集めていると言われています。

今回は、そんな「亀の尾」がどのような酒米なのか、その歴史や特徴についてちょっとだけ紹介したいと思います。

幻の酒米と呼ばれる「亀の尾」

夏子の酒」の中でも描かれていましたが、

亀の尾は、明治時代に山形県で誕生した酒米です。

1893年(明治26年)、山形県庄内地方の篤農家であった
阿部亀治という方によって選抜・育成された品種とされているんです。

当時としては非常に優れた収穫量があって、

その品質の高さから東北地方を中心に広く栽培されるようになっていたんです。

また、多くの酒米や食用米の品種改良にも利用され、日本の稲作に大きな影響を与えた存在になっていたそうです。

しかし、栽培の難しさや倒伏しやすい性質があって、次第に生産量は減少していきました。

やがて市場から姿を消し、「幻の酒米」と呼ばれるようになったんです。

亀の尾が日本酒ファンを惹きつける理由

亀の尾を使った日本酒には、「個性がはっきりしている」という特徴があります。

もちろん味わいは酒蔵や造りによって異なりますが、

一般的には

  • しっかりとした米の旨味
  • 奥行きのある味わい
  • 豊かな香り
  • 複雑な余韻
  • 食事と合わせやすいバランス

最近の華やかな吟醸香のある日本酒とは異なり、

米本来の存在感を感じられる酒になりやすいと言われています。

そのため、「飲み飽きしない酒が好き」「食中酒として楽しみたい」という方から高い支持を集めているようですね。

現代によみがえる亀の尾

現在では全国各地の農家や酒蔵が亀の尾の栽培や酒造りに取り組んでいます。

収量の安定した現代品種に比べると手間がかかるものの、

「亀の尾ならではの味わい」を求める造り手たちによって受け継がれるようになってきました。

その結果、純米酒、純米吟醸、特別純米酒など、さまざまな味わいの日本酒が生まれています。

酒蔵ごとに表現が大きく異なるため、

同じ亀の尾でも各蔵元で違うお酒になるのも「亀の尾」の魅力のひとつかもしれません。

亀の尾は単なる古い酒米ではありません。

日本酒の歴史を支え、多くの品種のルーツとなり、

そして今なお多くの造り手たちによって受け継がれている特別な存在です。

「亀の尾」で作られた日本酒を飲んだ時には、

その一杯の酒の中に、百年以上受け継がれてきた日本人の米づくりの物語が詰まっているかもしれませんね。

こんな亀の尾で作った松の司「純米酒 亀の尾」はことらからどうぞ!

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